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卵殻・未孵化卵の分離不要!ペットボトル式でブラインシュリンプを簡単に孵化させる方法。未孵化の卵も与えることができる優れものです。

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ブラインシュリンプを孵化させる方法は3種類ありますが、今回はペットボトル式を紹介します。
 

この記事で紹介するのは卵殻や未孵化の卵を分離する必要がないペットボトル式です。
だから他の人が紹介しているペットボトル式とは手順がことなりますが、ひとつの方法として参考にしてください。
朱里

 
 

 
この記事では次のことを主に解説しています。
 

  1. 卵の殻と未孵化の卵の分離が不要な理由。
  2. 殻無しブラインエッグの作り方。
  3. 分離不要のペットボトル式の手順。

 

ペットボトル式のブラインシュリンプ孵化とは

ブラインシュリンプの沸かし方には3種類ありますが、ペットボトル式はその中でも一つの容器だけで多くのブラインシュリンプを孵化させることができる方法です。

ブラインシュリンプの孵化には水温が重要になりますが、ペットボトル式なら水槽内に入れて孵化させることができるので水温管理がとても楽です。

多くの場合は照明も設置してあると思うので、ブラインシュリンプの孵化に必要とされる光も確保することができます。

その他、ペットボトル式の詳しい情報やメリット・デメリットは下記記事で紹介しています。
(皿式・ハッチャー24式についても書いています。)
 


 
 

卵殻や未孵化の卵の分離が不要で未孵化卵も餌にできる理由

ブラインシュリンプの卵の殻や孵化しなかった卵を、餌となるブラインシュリンプと一緒に与えてしまうと、稚魚が誤食して死んだり水質が悪化するといわれています。

そのためブラインシュリンプを孵化させて与える前には卵の殻と未孵化の卵は分離する作業が必要です。
 

でも初めに殻無しブラインを作るので、孵化させても卵の殻が出ませんし、未孵化の卵も殻がはじめからないのでそのまま与えることができます。
朱里

 
村院
なんなら孵化させずにそのまま与えることもできるんですね。

 
 

殻無しブラインシュリンプエッグの作り方

殻無しブラインシュリンプエッグを作るのには次のものが必要になります。
 

  • ブラインシュリンプエッグ
  • ハイター・ブリーチ(衣類・食器用どちらでも良い)
  • ハイテック茶こし(その他)
  • 容器(小さめでもコップでも可)

 
これらを使用して殻無しブラインエッグを作りますが、
概要をまとめると“ハイターで卵の殻を溶かす”ということです。
 

ただし、手順やポイントなどがあるのでまずは私のやり方を真似て、そのあとに自分なりのやり方を探るといいでしょう。
朱里

 
殻無しブラインシュリンプエッグの作り方は下記記事で詳しく解説しているので、まずはこちらをご覧ください。
 
殻無しブラインシュリンプエッグの作り方。自作の殻無し卵なら孵化させても殻の分離が不要で未孵化卵も与えられて無駄がない。孵化させずに高栄養ブラインを与えることも可能。

    殻無しブラインシュリンプエッグといえばブラインシュリンプの卵を加工した乾燥人工飼料というイメージだと思います。 しかし、自分でも殻無しブラインシュリンプエッグを作ることがで ...


 
殻無しブラインエッグが自作できたら、いよいよペットボトル式で孵化させます。
 
 

ペットボトル式でブラインシュリンプを孵化させる手順

それでは殻無しブラインシュリンプエッグを使い、ペットボトル式でブラインシュリンプを孵化させる方法を紹介します。
 

そうは言っても、普通にペットボトル式で後は孵化させるだけなのでとくに難しいことはありません。
朱里

 
以下のものは殻無しブラインエッグをペットボトル式で沸かすのに必要なものなので準備しておきましょう。
 

  • 自作の殻無しブラインエッグ
  • 500mlペットボトル(キャップ付き)
  • ボトルに入るエアーストーン
  • エアチューブ
  • エアーポンプ
  • ハイテック茶こし
  • (ブラインシュリンプが採取できればなんでも可)

 
 

まずは下準備。ボトルキャップの加工を

まずはペットボトルのキャップの加工が必要となります。この下準備をしておかないとうまくできません。
 
エアストーンはペットボトル内に入るサイズを選びます。ペットボトルキャップに穴をあけてそこにエアチューブを通します。このときチューブを通しても少し隙間ができるくらいの大きさの穴をあけます。
 
エアーポンプの送気をペットボトル内に通し、ボトル内で水がぐるぐる循環させるための加工をします。
 

ポイント①


使用するエアーストーンはペットボトルに入るサイズを使用します。


 
エアーストーンがボトル内に入らなければ水を循環させることができないので、基本的なことですが注意しておきましょう。
 
 

ポイント②


チューブを通してもわずかに隙間がある程度の穴をあける


 
キャップに穴をあける方法はいろいろありますが、私はまず熱したドライバーで穴をあけて、テーパーリーマを使って穴を少しずつ拡大しました。
朱里

 

 
穴が大きすぎると塩水が漏れることがあるかもしれませんので、広げすぎは要注意です。

逆にぴったりすぎるとエアーが逃げる隙間がないのでボトル内の水が循環しにくくなります。
 

村院
失敗しても他のキャップで再チャレンジできますね。
でも小さめの穴にしてわずかずつ広げていけば失敗はなさそうです。

 
テーパーリーマーにこだわる必要はありませんが、アクアリウム用品の改造や自作をしていると穴をあける機会は割と多かったので結構使いどころはありました。
自作大好きな人なら持っておいて損はないと思います。
朱里

 
 

ペットボトル式手順①:ペットボトルに規定の塩水を作る

まずはペットボトルに使用するブラインエッグの取説に従って規定の濃度の塩水を作ります。

普段私が使用するのはテトラのブラインシュリンプエッグスです。
 

 
このブラインシュリンプエッグの取説には次のように書かれています。
 
テトラのブラインシュリンプエッグスという商品の取扱説明書には、水1ℓにたいして食塩を20g溶かすように書かれています。指示された濃度を守ることが大切です。
 
水1リットルに対して塩を20g溶かすように書かれています。
 

今回は500mlペットボトルを使用するので、水500mlと食塩は1ℓの半分量の10gを500mlペットボトルに入れます。
朱里

 
村院
毎回10gを測るのは面倒なので、ひとつ専用のスプーンを適当に準備して“このスプーン〇杯分”というように覚えておくようにしています。

 
 

ペットボトル式手順②:自作殻無しブラインエッグを入れてエアレーションする

ペットボトルのキャップをしめてエアレーションを開始するとボトル内に水流ができて殻無しブラインエッグも流れにのります。
 
ペットボトルに入った塩水とブラインシュリンプエッグにエアレーションをかけることでブラインエッグも水流にのって動き出します。
 
エアレーションは孵化する前からかけておくほうが孵化率が良いようです。

いずれにせよブラインが孵化してからは酸素が必要なので、初めからエアレーションをかけながら孵化させるのが現実的でしょう。
 
 

ペットボトル式手順③:ペットボトルを水槽に入れこむか暖かい場所に置く

ペットボトル式ならボトルごと水槽内に入れることで、水温の維持が簡単にできます。
水温が26~28度あれば24時間で孵化するので管理しやすいです。

ただし、ボトルが倒れて塩水が飼育水に混じらないようにしましょう。
 

水槽に入れたくない場合は水温が確保できるような日の当たる場所やパネルヒーターの上に置くなどの工夫をしましょう。
朱里

 
 

ペットボトル式手順④:孵化したらブラインシュリンプと未孵化の卵を濾しとる

もともとブラインエッグに殻がついていないので未孵化の卵もそのまま与えることができますし、卵の殻との分離も不要です。

ペットボトルの中身をハイテック茶こしなどを通してブラインシュリンプなどを濾しとりましょう。
 
ハイテック茶こしにボトルの水ごとブラインシュリンプもゆっくり注ぎ入れます。ハイテック茶こしならブラインシュリンプも通過させずにしっかり濾しとることができます。
 

ゆっくり丁寧にブラインを濾しとる


 
ハイテック茶こしを使う場合は勢いよくボトルの水やブラインシュリンプを注ぐと溢れて漏れ出てしまいます。

ゆっくりと茶こしを通すようにしてください。
 
 

ペットボトル式手順⑤:塩水をすすぎ洗いして与える

あとはブラインシュリンプに付着した塩水を水道水ですすぎ洗いします。

ハイテック茶こしを使っているのであれば、そのまま水道水ですすいで水槽に入れることができるので簡単です。
 
もともと卵の殻を除去しているので、孵化したブラインシュリンプも未孵化の卵もハイテック茶こしに入れました。未孵化卵でも殻がないので問題なく稚魚に与えることができます。
 

このときにもすすぎ洗いの水は勢いが強すぎないようにしましょう。
朱里

 
孵化したブラインシュリンプも、未孵化の殻無し卵も稚魚は食べています。
 
 

コラム:極端な話、孵化させなくても良いわけであり…

はじめにもお伝えしましたが、殻無しブラインエッグを自作した時点でそのまま稚魚に与えることができます。

それをわざわざ孵化させるメリットとしては“ブラインが動くから食いつきがさらに良くなる”という点です。

孵化させる前に未孵化の卵でも食べるかを確認してからでも遅くはありません。

別の記事でも話してはいますが、ウチでは未孵化の卵でもしっかり食べてくれてるので孵化させることはありません。

水に浸けてハイターに浸けおきしてすすいで与えるだけなのでなかなか楽に稚魚育成ができています。

極端な話、孵化させなくても良いのだから、まずはそのまま与えてみてもいいと思います(^^♪
 
 

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