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稚魚の餌に沸かしたブラインシュリンプが選ばれる理由・メリット!

更新日:

 
 

村院
ブラインシュリンプが稚魚の餌として多くの人に利用されているようですが、ブラインシュリンプの何がそんなに人気なんですか?

 
「ただ何となくブラインシュリンプを与える」のではなく、
“なぜブラインシュリンプが選ばれているのか”を理解して与えたほうがいいですね。
朱里

 
 
 
この記事では次のことを主に解説しています。
 

  1. ブラインシュリンプが選ばれる理由。
  2. 活き餌で動くから食いつきが良い。
  3. 小さいのに栄養が豊富で栄養強化や色揚げにも。
  4. 孵化させるのが簡単で管理しやすい。

 
 

孵化したてのブラインシュリンプは栄養が豊富

孵化したてのブラインシュリンプは栄養が豊富といいますが、その理由を説明します。

ブラインシュリンプに限らず稚魚にはヨークサックという栄養が詰まった袋のようなものがあり、
そこから少しずつ栄養を吸収しながら成長
していくのです。

ヨークサック内の栄養が吸収されるごとに袋も小さくなります。
ヨークサックの変化はアロワナの稚魚が解りやすいので参考にしてみました。
 

孵化後1ヶ月程度の稚魚にはまだ大きな黄色い袋、ヨークサックが存在しています。この袋には栄養が詰まっており、少しずつ栄養を吸収しながら稚魚は成長します。吸収されるごとにヨークサックは小さくなります。さらに2週間後にはヨークサックは4分の一以下にまで小さくなっています。

画像参考:過背金龍水槽内繁殖成長記録


 
 
村院
なるほど!
ブラインシュリンプにもヨークサックがあって、栄養が詰まっている。
それがなくならないうちに餌にするんですね。

 
そのとおりです。
ブラインシュリンプも孵化したてが一番栄養が豊富なので、高栄養を与えたいのであれば毎日孵化させる必要があるのです。
朱里

 
 

赤虫よりはるかに小さい

赤虫を使ったことがある人ならわかると思いますが、アカムシはメダカに与えるのでもちょっと大きいくらいのサイズです。

稚魚に与えようとしてもとても食べれるものではありません。

そのてん、孵化したばかりのブラインシュリンプの大きさは約0.3㎜程度。
 

塩水につけて24時間程度で耐久卵から孵化します。ふ化直後の幼生は薄い膜に覆われており、卵にくっついた状態になっています。

参考:アルテミアの画像集


 
稚魚でも捕食できるほどの小ささです。

小ささで言えばゾウリムシなどの植物性プランクトンのほうが小さいのですが、それらはヨークサックを持たないため栄養価では劣ります。

ブラインシュリンプの孵化直後は、とくににサイズも小さく、栄養価も高いという2つのメリットがあります。

それがブラインシュリンプが稚魚の餌として選ばれている理由のひとつです。

ブラインシュリンプの基本的な情報などはこちらの記事で紹介しています。
 


 
 

生き餌で動くから餌食い・食いつきが良い

稚魚用の人工飼料では微小なパウダー状に加工されたものもあり、それなら稚魚でも捕食することができます。

村院
稚魚のエサならパウダー状のものもありますよね。

 

 

パウダー状のエサは動きがないため浮遊物でしかありません。
ブラインシュリンプは生きているため動き回り、稚魚の食欲をそそります。
朱里

 
村院
栄養価も高く稚魚でも捕食でき、動くから食いつき・餌食いも良い。
稚魚の餌としてはかなり優秀ですね。

 
パウダー状の人工飼料は食べ残しが出やすく、水も汚しやすいデメリットもあるのであまりお勧めはできません。
というか私は使ったことがありません。
朱里

 
 

食いつきがいいから水を汚しにくい

少し先に触れましたが、ブラインシュリンプは生餌なので動き回ります。
稚魚だけではなく成体でも興味を示すため適量を入れれば食べ残しがありません。

パウダータイプだと細かすぎて食べ残しが稚魚などにとっても見えない状態になるため沈殿・残りやすく、
飼育水を汚しやすくなってしまいます。

ブラインシュリンプは動き回るため沈殿したままになることはなく、食べられやすい状態が続きます。
 
 

24時間で孵化するため管理しやすい

高栄養で食いつきがよく水も汚しにくいブラインシュリンプですが、高栄養と小さいサイズを続けるなら毎日孵化させなければなりません。

ブラインシュリンプは環境さえそろえば、ほぼ24時間で孵化させることができるため、管理も比較的容易です。

村院
24時間で孵化するのはありがたいですね。

 
いつ孵化するかわからない・孵化に時間がかかるようなものではなく、孵化して与えるまでのタイミングも図りやすいのもブラインシュリンプが選ばれる理由のひとつでしょう。
朱里

 
ブラインシュリンプの孵化に関することは下記記事で解説しています。
 
塩水につけて24時間程度で耐久卵から孵化します。ふ化直後の幼生は薄い膜に覆われており、卵にくっついた状態になっています。
ブラインシュリンプの孵化に影響する4つのこと。孵化を成功させる

    ブラインシュリンプの乾燥耐久卵を孵化させるにはいくつかの環境を整える必要があり、 孵化に直接関係するようなものもあれば、孵化するまでにかかる時間に関するものまで様々です。 ...


 
 

孵化させるのが簡単

24時間程度でブラインシュリンプエッグが孵化することを言いましたが、そこからもわかるように、ブラインシュリンプを孵化させるのは難しいことではありません。

孵化時間にこだわらなければ、極端な話次のものがあればブラインシュリンプの卵は孵化します。
 

  1. 孵化させる容器
  2. ブラインシュリンプの卵
  3. 卵を浸けおきする塩水

このように簡単に孵化させることができるものブラインシュリンプが選ばれている理由のひとつです。

ブラインシュリンプの孵化に関することは、上記で紹介している別の記事で解説しています。
 
 

成体の餌にもなり栄養強化や色揚げにも期待できる

基本的には稚魚の餌として与えるのがブラインシュリンプですが、栄養が豊富なために成体に与えることでも栄養強化することができます。

普段の給餌として与えることもありますし、色揚げ(色をしっかり出すこと)したい場合にもブラインシュリンプを与えることがあります。
 

村院
ブラインシュリンプでも色揚げが期待できるんですか!?

 
ブラインシュリンプにはアスタキサンチン系物質が含まれています。
アスタキサンチン系は、とくに赤色系の色揚げには必要となる物質・成分です。
朱里

 
 

コラム:ブラインシュリンプって本当に便利だから選ばれるんだな~と再確認

今回の記事ではブラインシュリンプが稚魚の餌として選ばれる理由をまとめてきました。

今は自分はブラインシュリンプを必要とするようなアクアリウムをしていませんが、孵化させていたころをいつも懐かしく思いだします(笑)。

ブラインシュリンプを餌として与えるにしても、なにも必ず孵化させなくてはいけないということではありません。
私の場合ははじめは孵化させていましたが、それが面倒になり、別のものを与えるようになりました。

この記事で書いたパウダータイプの餌もありますし、
ブラインシュリンプの卵の殻を取り除いた“殻無しブラインシュリンプ”なら普通の餌を与えるように簡単に給餌することもできます。

ただし、やはり人工飼料なら水槽に入れた後の動きがないから食いつき・嗜好性に関しては、どうしても劣っていることを実感していましたね(^▽^;)

またあらためてブラインシュリンプを沸かしたいという気持ちにはなりませんが、ブラインシュリンプは本当に簡単で高栄養だから選ばれるんだなって思いだした今日この頃でした。

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