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ブラインシュリンプの孵化に影響する4つのこと。孵化を成功させる

更新日:

 
 
ブラインシュリンプの乾燥耐久卵を孵化させるにはいくつかの環境を整える必要があり、
孵化に直接関係するようなものもあれば、孵化するまでにかかる時間に関するものまで様々です。

そのなかでもとくに重要なものが3つあります。

この記事では次のことを主に解説しています。
 

  1. ブラインシュリンプの孵化には光が影響。
  2. 塩分(海水)濃度も孵化に影響。
  3. 水温は孵化すり時間に大きく影響。
  4. 孵化直後から溶存酸素濃度も重要に。

 
 

ブラインシュリンプの孵化に影響する環境

村院
ブラインシュリンプの卵の孵化に影響する環境ってどんなものがあるんですか?

ブラインシュリンプの卵が孵化するのには多くの要素が少しずつ影響を与えますが、
孵化するまでにとくに重要になるのが次の点です。
朱里

 

  • 水の塩分(海水)濃度
  • 孵化させる水の水温
  • 乾燥耐久卵にあたる光

 
これがどう影響するかなど、基本的な情報は覚えておく必要があります。
 
 

海水・塩分濃度には幅がある

ブラインシュリンプの乾燥耐久卵の孵化には1〜3%の塩水を作る必要があります

幅はありますが、私が使用してきたものは2%程度の濃度で孵化するものばかりだったので、
もしかしたら国内で販売されているのは2%のものばかりなのかもしれません。

商品によっては「〇%の海水を作ります」という表記ではなく、下の画像のようにつくり方を書いているものもあります。
 
ブラインシュリンプエッグ・乾燥耐久卵の取扱説明書にはこのように海水の作り方を書かれています。「水道水500㎖に対し、食塩または人工海水10g(大匙2はい)を加えて塩水を作ります。

塩水は食塩を使っても良いですし、人工海水(海水のもと)を使う方法もありますが、
安価な食塩を使う方が一般的です。

どうしてもうまく孵化できない・沸かないという人が人工海水を使うこともあるようですが、
普通の食塩でも孵化するので、孵化しない要因は別にあるような気もします。

ちなみに使用する水は水道水で構いませんし、カルキ抜きをする必要もありません。

天然の海水を使う人もいるようですが、私の周囲では天然海水を使う人はいませんでした。

村院
同じブラインシュリンプなのに海水濃度に差が出るのはなぜなんですか?
塩分濃度に1〜3%と差があるのは
乾燥耐久卵が採取された塩水湖によって塩分濃度が異なるから
です。
朱里
村院
なるほど。
例えば、1%の塩水湖で採取した乾燥耐久卵を3%で孵化させようとしても、孵化率が低下したり孵化しなかったりするのは想像がつきますね。

塩分濃度は使用するブラインシュリンプエッグの取扱説明書に沿ったものを作るようにしましょう。
朱里

 
 

孵化にかかる時間は水温で変わる

村院
「ブラインシュリンプが孵化するのに何時間かかるの?」というのも気になるところですね。
ブラインシュリンプが孵化するには24時間かかるといわれていますが、私の経験では最短で20時間程度で孵化することも珍しくなかったように感じます。

孵化し方・沸かし方や使用するブラインシュリンプエッグにもよるのだと思いますが、
塩の種類なんかも影響するのかも??

朱里

孵化に最も適した水温は28℃という意見が多く、28℃で24時間程度で孵化します。
 

塩水につけて24時間程度で耐久卵から孵化します。ふ化直後の幼生は薄い膜に覆われており、卵にくっついた状態になっています。

参考:アルテミアの画像集


 
水温が低ければ低いほど孵化までの時間が長くなりますが、
使うブラインシュリンプエッグだったり、それ以外の要因でも孵化にかかる時間は変わってきます。

私の経験では25℃以下になると孵化するまでに24時間以上かかり、
20℃で40時間はかかります。

ただし、30℃を超えたり20℃より下がると孵化率が大きく低下する・もしくは孵化しないので
25~28℃を目安にするといいでしょう。
 
 

光の有無で孵化に影響も

塩分濃度や水温ほどの重要性はないと私は感じることもありますが、
光も全くないよりはあったほうが絶対に良いです。

どういうことか…

  • ひかりが全くないと孵化率が大きく低下する感じがする。
  • 強いひかりも弱いひかりも孵化率は変わらない印象。
  • 太陽光。日光が最強に孵化率が良い気がする。

こういった経験則があるからです。

照明は孵化用にわざわざ準備する必要はなく、
水槽用照明のひかりが少し当たっていれば充分です。
 

村院
なぜ光が必要かはわからないってことですか?

 
わかりません…
調べてみたのですが、光が必要であることを学術的に詳しく解説しているものは見つけれませんでした。
朱里

 
 

孵化後は溶存酸素濃度も重要

溶存酸素濃度とは水に溶け込んだ酸素量を指します。

これは孵化には直接関係しませんが、
孵化後のブラインシュリンプは酸素を必要とするため、
溶存酸素濃度が低いと、孵化したブライシュリンプが酸欠で死んでしまうことにもなります。

そのため、溶存酸素濃度は充分に確保することが必要です。

とはいえ、溶存酸素量の測定は普通できないので可能な限り水にエアレーションをかける必要があります。

溶存酸素濃度を高めるのにはエアレーションが必要ですが、
基本的に次の2つのうちのひとつを守っておけば、大量に沸かさない限りは酸欠にはならないでしょう。

  • エアポンプなどでエアレーションをかける
  • 水面が空気と触れるように水面を広くする

エアレーションを人為的にかけるのはわかると思いますが、
水面と空気の触れる面積を広くするというのがわかりにくいかもしれませんね。

下の図ではAよりもBの方が水面と空気が触れる面が広いですよね。
 
Aは水量は多いが空気と触れる水面が狭い。Bは水量は少ないが空気と触れる水面は広い。Bのほうがエアレーションがかかりやすく、溶存酸素濃度も高くなりやすい。
空気中には酸素も含まれているので、とくに何もしなくても
水面に触れる空気から酸素を勝手に取り込んでくれます。

つまり、水面の狭いAよりも水面の広いBのほうがより効率的に空気から酸素を取り込むことができるのです。
 
 

ブラインシュリンプがうまく孵化できない人へ

なかにはブラインシュリンプがうまく孵化しないという人もいることだと思います。
そんな場合は、次のような点を見直してみましょう。
 
 

ブラインシュリンプが孵化する環境を再確認

ブラインシュリンプは次の3つのポイントが揃っていればほぼ間違いなく孵化します。
 

  1. 水温は25~28℃程度にできているか。
  2. 塩分濃度は耐久卵の説明書に適したものになっているか。
  3. ひかりには当たっているか。太陽光でもだめか。

この条件が揃っているのであればブラインシュリンプを孵化させることができるでしょう。

ブラインシュリンプの孵化方法は主に3つあり、それぞれを別の記事で紹介しています。
 


 
水温の確保であればペットボトル式かハッチャー24を使用する方法がおすすめです。

そのなかでも失敗なく簡単に孵化させたい場合はハッチャー24というブラインシュリンプ孵化専用の器具を使用すれば、
ほぼ間違いなく孵化させることができるでしょう。
 


 
ブラインシュリンプ初心者であればハッチャ-24で経験を積み、別の方法を試してみたいと思えば他の方法をやってみるのもアリだと思います。
 
 

ブラインシュリンプエッグを常温に戻してみる

私が利用していたブラインシュリンプエッグは冷蔵庫(冷暗所)で保存したほうがいいものばかりだったので、
おそらく他の耐久卵も冷暗所保存のものばかりだと思います。

極端な違いが出るわけではありませんが、
冷蔵庫から出した耐久卵をそのまま孵化させるよりも、
季節や気分・直勘で1~2日半くらい室内常温においてから孵化させたほうが孵化率が高くなっている経験があります。

他の方の記事ではこういったことは書かれてないようなので、間違いない情報ではないかもしれませんが、
経験則ではそのように感じているので、私はそうしています。

うまくいかない・孵化率を上げたいという人は一度試す価値はあると思います。
 
 

コラム:私のブラインシュリンプ試行錯誤

私がブラインシュリンプエッグを初めて孵化させるときにはハッチャー24を使ったのですが、
皿式もペットボトル式も一通りやってみました。

試行錯誤といっても、どれをやってもそれなりにうまくいくので大した苦労もありませんでしたが(;^_^A。

ハッチャーはおすすめですが、小型水槽だと場所をとりすぎるので使いにくかったです。
せめて60㎝水槽くらいじゃないと、ハッチャーが結構目立ちます(笑)。

皿式は楽だけど孵化までにちょっと時間がかかるし、フタ開けっ放しだからこぼしたこともありました…

ペットボトル式は温度管理はしやすいけど、これならハッチャーで良いやってなっちゃうし。

結局は最後までハッチャーを使用したわけですが、なんだかんだでやっぱり管理が楽なほうがいいですね(^^♪。

小型魚をやめてからは外で放置飼育していましたが、なかなか大きく成長しますよ(笑)。

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